NPO法人 安心院いやしの里




  〜 設立趣旨書 〜


  1. 趣旨

 
 現代における日本社会は益々高度かつ複雑化し、それを反映するかのように、様々な原因から複雑な心の悩みを抱え、社会への適応に戸惑い、解決を模索して苦しんでおられる方々が少なくありません。身体的には健康にもかかわらず、心の迷いや悩みによって、社会との適切な関わりが困難になっている方々は、子供から成年、そして高齢者に至るまで幅広くおられます。
 私達はこうした現状の中で、心に悩みや迷いを持つ方々が、自らの内面と静かに向き合い、心身の回復を経て、再活力ある社会生活を送ることができるように、何かできることはないだろうかという思いから、大分県宇佐市安心院町において大自然との共生を営む共同体を設立しました。美しくも厳しい自然の中で、人間としての原点を静かに見つめ、また共同生活の中で様々な人とのコミュニケーションを通じて助け合い、支え合うひと時を体験することで、「生きる」ということの原動力を養い、再び社会において活き活きとした生活を営むことができるように、皆で力を合わせて明るい共同体を築き、地域の人々との交流を大切にすることにより安心院町との地域共存、そして現代社会の発展へ貢献していきたいと思います。
 さらに、精神的弱者の支援事業を永続的に続けていく為にも、その活動の意義や内容を、講演やインターネット、機関誌の発行等の広報活動によって、より多くの方々の理解と協力を求め、同時にそうした支援の輪が広がっていくように務めていきたいと思います。


  2. 申請に至るまでの経過 



平成12年1月よりボランティアとして活動してきたが、ボランティアでは限界があり本格的に取り組んでいくには、法人格が必要であると判断した。





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